従来価格の1/2以下で幅広いシステム需要に対応VGA設置型・赤外線サーモグラフィカメラ インフレック TS600シリーズを発表

日本アビオニクス(株)は、プロセス監視や防災監視など温度計測機能が求められる市場から、セキュリティ監視市場まで、幅広いシステム需要に対応する高機能な設置型赤外線サーモグラフィカメラ「InfRec(インフレック)TS600シリーズ」を発表した。
近年、老朽化や複雑化が進んだ発電所や工場プラントなどにおける重大事故が増加の傾向にあり、設備の異常状態をモニタリングし、危険を予知するための状態監視システムの構築が求められている。また、2020年の東京オリンピック開催に向けたテロ対策など、沿岸や重要施設のセキュリティ強化が益々重要となってきている。
TS600シリーズは、高感度かつ高画素のVGA(640×480画素)赤外線センサを搭載し、±2℃/2%の高精度で温度計測が行える設置型サーモカメラ。高性能・高機能でありながら、従来製品の半分以下の提供価格を実現した。
また、化学プラントなど生産工場内の設備を制御・監視するセンサシステムにおいて、代表的なプロトコルのひとつであるModbus TCPに対応した。これにより、データーロガー等のModbus対応機器と接続することで、新規にネットワークを構築せず、安価にシステム導入が可能となる。さらに、映像監視システムで汎用的なONVIFプロトコルにも対応し、既設の監視カメラシステムのネットワークに簡単にアドオンすることが可能となった。
その他、従来のアラーム機能になかった複雑な形状のエリア設定を可能とし、システム構築に必要なソフトウェア開発キット(SDK:Software Develop Kit)の標準添付、海外向けフレームレート7.5Hz対応機種をラインナップ等、ユーザーニーズに応えた。

◆新製品の主な特長
・最新型のVGAセンサによる高画質
最新の高感度・高解像度VGA(640×480画素)センサの採用で、広範囲を撮影しても鮮明で高画質な赤外線映像を提供する。
・±2℃/2%の高精度で温度計測
プロセス監視や防災監視など、高い温度精度が求められる市場のニーズに対応する。
・3種類のレンズバリエーション
水平視野角37°/71°/90°と、監視用途に最適な3種類の広角モデルをラインナップ。ダイキャスト金型温度監視など近距離での監視から、ごみピット発火監視など広範囲の監視まで、目的に合わせて視野角を選ぶことができる。
耐環境レンズコーティングや特注レンズなど、要望に応えるように柔軟性を持たせた設計とした。
・1500℃までの高温レンジを搭載
ダイキャスト金型温度監視、製鉄所やプラントの炉材温度監視、金属製品やガラス製品の測定など、さまざまな温度計測シーンに対応する。
・3つのプロトコルをサポート
制御機器との通信で汎用的なModbus TCPに対応した。たとえば、石油化学プラントでは電圧・電流・ガス流量・熱電対などの様々な計測データをModbusプロトコルで分散制御システム(DCS)に集中させ、監視・制御している。Ethernet経由でデーターロガーなどのModbus対応機器やDCSと接続し、既設の制御システムにアドオンすることが可能。
映像監視システムで汎用的なONVIFに対応。既設のネットワークカメラシステムにアドオンすることが可能。
従来機種と互換性のあるTSプロトコルに対応した。温度解析可能なデータを出力するため、様々な解析を行うことが可能。また、従来機種からの置き換え時においては、過去のSDK開発資産を有効に活用することができる。
・カメラ本体のアラーム機能が進化
カメラ本体にアラーム信号出力を搭載しており、PCのアラーム信号出力と合わせて2重警報システムの構築が可能。
画面を直線や曲線で最大32分割、任意の形状の監視領域を設定できる。
従来製品のアラーム判定エリアの設定は四角形のみで、複雑な形状のエリア監視ができなかった。新製品では、直線や自由曲線で監視したいエリアの形状に合わせて最大32領域設定できるため、照明などの外乱の影響を受けずに異常温度を検出することができる。これにより、金型製造ラインなどのプロセス監視では品質管理が向上し、プラント防災監視・セキュリティ監視ではより高度な安全管理が可能になる。
・カメラ設定が簡単に行えるリモートコントローラをオプション化
リモートコントローラを使うと、カメラの設置調整時やメンテナンス時にPCを必要とせず、簡単で効率的にカメラの設定が行える。
・小型・軽量・低消費電力
従来機種と比較して、体積で約50%、質量で約30%、消費電力で約20%の削減を実現した。(37°レンズモデル時において)
・プログラムの構築が行えるSDKを標準添付
システムインテグレーターやユーザーが独自のプログラムを構築できるソフトウェア開発キット(SDK:Software Develop Kit)を標準添付した。

日本アビオニクス(株)
http://www.avio.co.jp/