ユーザのニーズを重視する姿勢により利便性、 機能性の向上を実現!さらに活用シーンを広げるMOBOTIXのソリューション群

1999年にドイツで創業して以来、高度な技術力を武器にユーザのニーズに沿った高性能の製品を開発。なかでも世界ではじめて“分散型”のシステムとなる録画(DVR)機能内蔵IPネットワークカメラシステムを提供。マーケットに大きな反響をもたらしいまも業界から大きな注目を集め続けているMOBOTIX。今回は国内総代理店MOBOTIX JAPANの代表取締役・戸田敬樹氏に、2017年に向けた同社のビジョンなどについて取材した。

ユーザのニーズに耳を傾けることで
より利便性の高いサービス提供を実現

創業以来積み重ねてきた技術力やノウハウ、さらには独自の開発ポリシーにより他社には見られない斬新な機能を搭載した製品を続々とリリース。いち早く録画機能を搭載したIPカメラを発表するなど、グローバルな規模でも成長を続けるMOBOTIX。
2017年に向けて特に力を入れていきたいとしているのが、個々のユーザのニーズをさらに吸い上げ、具体的なソリューションの提案に活かすことだという。
 「MOBOTIXは創業以来、あらゆるスペースに対応できる製品を提供するべくさまざまな製品開発に取り組んでまいりました。ただ、作り手側からのアクションだけではなく、エンドユーザの声にこれまで以上に耳を傾けることで、より当社の製品開発におけるポテンシャルを広げることができるのでは、との思いがあります」
ユーザから寄せられるさまざまな要望を一つ一つ実現するための施策についても積極的に取り組んでいる。たとえば、“利便性の向上”もその一つ。ネットワークカメラは導入しても設置の際の設定が困難というイメージが強く、普及に際して障害となるケースも考えられるが、 「MOBOTIX本社では、お客様にできるだけ手間を取らせることなく、スムーズに設定・使用を実現していただきたいとの思いから、フレームレートや解像度など必要な数字を入力するだけでカメラ内のあらゆる設定が完了し、プラグインしたらすぐにシステムを利用できる機能をパッケージ化したうえで提供するサービスを検討しています。日本でも、どのように提供できるか検討しています」
サードパーティとのコラボレーションについても意欲的。照明など同社の守備範囲の外側にある分野を得意とするメーカーとシステムを組み合わせることで、より広がりのあるソリューションを提供することも期待できる。そのためにも、MOBOTIXが可能な技術についてもこれまで以上に積極的に発信していきたいとしている。
 今後も、ユーザから寄せられる要望に沿って、必要だと思われるソリューションを提供できる環境づくりを目指してさまざまな企画を進めていきたいとしている。

POSレジとの連動により詳細なデータを用いた
カスタマーマーケティングへの活用を提案

 ユーザの利便性ということでいえば、活用シーンの拡大もキーワードとなる。MOBOTIXが持つ多彩な機能を、セキュリティだけでなくマーケットなどさまざまなシーンでも提案していくとしている。 「たとえば、MOBOTIXのネットワークカメラを使った画像解析機能については、人数カウントのほか動線密度の解析なども可能になります。画像内でお客様がどのような所に集中しているかを客観的にとらえることができるため、カスタマーマーケティングの部分でもご活用いただけます」
スーパーマーケットなどで使用されているPOSレジとカメラとの連動もその一つ。これまではカメラ、POSレジともにシステム上の違いなどがネックとなり、サービスとしてのベストな提供が難しかったという事情があったが、同社ではスムーズな連動を可能としたビデオ管理システム『MOBOTIX Management Center』(MxMC)のニューバージョン(1.4)を新たにリリース予定。 「商品をレジで入力するごとに、検索画面をタッチするとレジでその商品を処理した瞬間の画像がすべて確認できるようになります。また、カスタマイズしだいによっては○月○日の何時にどの商品が売れたかはもちろん、そのときに担当した店員さんの名前までも瞬時に把握することもできるようになるでしょう。高い検索性も、MOBOTIXならではといえます」
POSレジを開発しているメーカーにソフトウェア開発キットを提供するだけで、簡単にMxMCに情報を連携させることが可能となるほか、ユーザには無償での提供を行っており、新たにコストを増やすこともなく、導入もスムーズに行えるという。
情報はマイクロSDカードに保存されるが、1回のアクションで最大100件までのデータを保存することが可能。4GBのカードで1万7000件程度の情報が保存できるが、MOBOTIXのカメラでは最大200GBまで搭載できるため、規模の大きな店舗であっても相当な量の情報をデータとして活用できるようになるという。
OSについてもiOSのほか、Windows Surfaceを用いることもできるという。モバイルでの活用が可能になることでより使い勝手もよくなることから、詳細な顧客データを求めている企業から大きな注目を集めそうだ。  さらに、新たな製品として『MXデジタイザ』の提供もスタートしたという。アナログカメラを『S15』の本体にUSBケーブルで接続することでデジタルに変換。MOBOTIXの映像として使用することを可能にするというもの。 「アナログカメラシステムのままで、モーション検知やアクティビティセンサーなどのさまざまな機能を利用していただけるようになります」
また、2眼式である『S15』の機能を活かして、もう一方のセンサーで6メガピクセルのカメラにつなぐことも可能。ユーザが持つ既存のカメラシステムを無駄にすることなく、新たにネットワークカメラを追加することもできるのだ。 「特別なコストをかけることなく、MOBOTIXのシステムとしてより高精細な録画に加えて便利な機能を活用できるというメリットも、広くアピールしていければと考えています」

革新的な技術を活かした間ない監視で
ヘビーなセキュリティ分野にもアピール

もちろん、利便性だけではなく、高度な技術力を活かしてユーザのセキュリティレベルの向上についても積極的に取り組んでおり、新たな製品やサービスの開発にも余念がない。なかでも注目を集めそうなのがその一つがレーダーである。
監視箇所において180度にわたりスキャンを行なうことを可能とするもので、全体を隙間なく捉えることができるようになる。それだけでなく、高度な3次元情報の取得により物体との距離はもちろん、形状や大きさなどについてもすぐに検知することが可能になるなど、最先端の技術を用いることで大きな効果も期待できる。まさしく革新的なサービスといえるだろう。
 ライブ映像についてカメラから動くオブジェクトまでの距離を表示でき、施設の周辺の監視についてもより精度を高めることが期待される。施設の破損や変化などについても迅速に把握することも可能だ。 「私たちの製品が持つ高性能・高機能というところを活かして、さらにヘビーなセキュリティ分野に向けた開発も強化したいという考えを持っています。たとえば国際空港や発電所などの重要施設、さらには要人の邸宅など、隙のない監視が必要な場所でのセキュアなシステムの提供により、安全な環境の実現に貢献できればと期待しております」
このように、2017年もスペースを問わずあらゆるニーズに対して最適な機能・製品の提供を目指していくという方向性は変わらないとしており、これまで以上にMOBOTIXの製品開発動向に対して業界の内外から関心が寄せられることは間違いない。

MOBOTIX JAPAN
http://www.mobotix-japan.net