映像分野で培ったノウハウを活かして 長期間の映像保存へのニーズに応える朋栄

創業より放送機器や産業用映像機器の開発・製造・販売をメインに事業を展開しているビデオ機器メーカー・(株)朋栄。常に時代の先を見据えた革新的かつ多彩な映像技術により、映像のプロフェッショナルからも圧倒的な信頼を獲得。これまでに積み重ねてきた技術力はセキュリティ業界においてもさまざまな方面で高い評価を獲得している。今回は2017年に向けてマーケットにアピールしたいという新製品・新機能について同社に取材した。

6TBの大容量で長期間のデータ保存を可能とした
LTOサーバ『LTS-70』

映像の分野で獲得してきた高度な技術力を武器に、セキュリティ用途向けの製品開発にも意欲的に取り組んでいる同社。なかでも注目されるのがLTOサーバ『LTS-70』である。
最大転送速度300 MB/秒(2.4 Gbps)のLTO-7ドライブが搭載されており、LTOテープへのデータ保存が可能。LTO-7テープは、最大記憶容量は非圧縮時で6 TBという大容量を実現している。
動画サイズや動画形式にもよるが、テープ1本で半年から最大1年分の動画保存も可能となるため、余計なコストや手間も必要とせず手軽に利用できる。複数のカメラ映像を保存するなど、大量のデータ保存を行なうケースでも、HDDのように増設などを行なう必要もなく、テープ本数を増やすことで対応できる。
オプションとして本体内にLTOサーバ用素材ファイル管理ソフトウェア『LTS-MAM』を搭載することもでき、映像のテープへの登録時にプロキシ映像(低解像度の参照映像)を登録できる。日付や監視箇所をメモしておくことで、キーワードを入力するだけで必要なプロキシ映像をすぐに検索でき、複数のテープ素材の中から目的の映像を探すことも可能となっている。
手のひらサイズのLTOテープは、実証実験によって最大30年程度のデータ保存が可能なことが証明されている。テープ利用時にも特別な手間を要することもないため、マーケットからも業界を問わずに大きな注目を集めそうだ。

最大16入力を可能とした
マルチビューワ『MV-1200』

最大16入力で、6つのモニタに4パターンのレイアウトを表示することが可能となる3G/HD/SD/アナログ/HDMI/DVI混在マルチビューワ『MV-1200』も多方面で話題を集めている。
最大68入力が可能で、大規模施設の監視で導入が進む『MV-4200』に比べてコンパクトなスタイルで、手軽に導入することが可能なことからマンションなどの中規模施設での監視用途に特に適したものとなっている。
複数台の監視映像をモニタリングする場合、視覚的に似たようなビジュアルが並ぶことになり、トラブルなどが発生してもどの場所で発生しているかが分かりにくいという問題があったが、同社では解決手段として新たに背景画像登録機能を搭載。監視箇所のマップなどを背景として登録し、カメラ映像を自由にレイアウトすることで、より直感的な映像監視を実現することができる。
また、HDMI2.0b出力にも対応しており4K映像の出力も可能なため、映像監視における1画面でより高精細な映像の複数表示への要望に応えているほか、ネットワーク動画転送機能によりLAN経由で映像をネットワーク越しに確認することも可能。
遠隔地からでも映像を確認できるため、本社から支店や複数店舗を一括監視するケースにも活用が可能。実際に、複数の病室を抱える一方で医師のマンパワーが限られているメディカルの現場では、現場に赴かずとも院内の様子を確認できることから早くも引き合いが寄せられているという。  以前から映像のアーカイブの重要性についてアピールしている同社。フードディフェンスを中心に映像の長期保存へのニーズが急速に高まり、特にデータ容量に対する関心も各所で強まっているという。
そこで、マーケットに向けては大容量データの長期保存が可能で、スペースも取らないテープメディアを用いたソリューションを積極的に発信したいとしている。セキュリティにおいて監視映像のデータ保管を検討される場合には、ぜひとも同社にお問い合わせいただきたい。

(株)朋栄
http://www.for-a.co.jp/