従来の防災行政無線用スピーカーに比べ、広い指向性と高い音圧・明瞭度を実現したラインアレイ方式の防災用ソノコラムスピーカー「SC-Bシリーズ」新発売

ユニペックス(株)が、複数のスピーカーを縦1列に並べたラインアレイ方式を採用する次世代の防災行政無線用スピーカーを開発。全国の自治体向けに、広い指向性と高い音圧・明瞭度を実現した防災用ソノコラムスピーカー「SC-Bシリーズ」(2モデル、各2色)の販売を開始した。
同社はこれまで、自治体向けの防災行政無線用として、ストレートホーンやレフレックスホーンのスピーカーを開発・製造・販売してきた実績がある。
地震や洪水、火災などの災害に備える防災意識が高まっていることから、顧客である全国自治体などから「もっと広い指向角度で、1人でも多くの人に放送を届けたい」「明瞭度が高く聞きとりやすい放送をしたい」といったニーズが寄せられていた。
このニーズを反映したのが、今回新発売した防災用ソノコラムスピーカー「SC-Bシリーズ」。創業時から培ってきたホーンスピーカーづくりのノウハウを活かし、ラインアレイ方式による広い指向性と高い音圧、聞きとりやすい明瞭度を実現した。

◆防災用ソノコラムスピーカー「SC-Bシリーズ」の主な特長
・ラインアレイ方式で広い指向性を実現
複数の小型スピーカーを縦1列に並べたラインアレイ方式を採用することで、上下に狭く左右に広い指向角度を実現。(約90度:2キロヘルツ)スピーカー設置用のポールに4本設置した場合、円形に音を広げられるので、市街地など、広い地域のすみずみまで放送エリアが広がり、効率の良い放送が可能。また、放送エリアが広がることで、従来のホーンスピーカーよりも少ない放送子局で済む。
・高い音圧と優れた通達距離
強磁力をもつネオジウムマグネット(ネオジム磁石)を採用したドライバーユニットを堅牢なホーンに搭載して、115.5デシベル以上の高い音圧を実現した(SC-B50、SC-B50K)。従来のホーンスピーカーに比べ、優れた通達距離を達成している。
・設置環境に応じて明瞭度が切り換えられる「ロー・コントロールスイッチ」を搭載(SC-B50、SC-B50K)
防災行政無線の放送では、必要以上の低音は“こもり音”となって明瞭度が低下する。防災用ソノコラムスピーカーは口径の小さなホーンスピーカーを使用して低音を抑えることで、明瞭度の高い放送を可能にしている。
防災行政無線では、設置環境(ビルや山間部など反響の多い場所)や状況によって、さらに低音をしぼって明瞭度を上げたい場合がある。その際、防災無線装置の場合、受信回路と電力増幅器の間にイコライザーアンプを追加することがあるが、防災用ソノコラムスピーカー(SC-B50、SC-B50K)は、スピーカー本体内部に“明瞭度切換機能”を内蔵し、スイッチひとつで音質を切り換えることができる。イコライザーなどが不要なため、トータルコストを抑え、配線工事の手間も省くことができる。
・耐風速と防水など高い耐候性を実現
従来のホーンスピーカーに比べてスピーカー設置用ポールにフィットした形状になり、風の影響を受けにくく、全モデルで耐風速75m/s(瞬間最大風速)を実現している。また、防水性能でも国際電気標準会議で「あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない」と標準化されている“IPX5規格”をクリアしている。さらに、塗装は標準で耐塩塗装となっており、設置場所の景観に合わせて2種類(グレー色、コーヒーブラウン色)から選択できる。
・高い安全性と信頼性
高所や山中、河川敷にも設置されることの多い防災行政無線用スピーカーは鳥が巣をつくってしまったり、虫が入り込んでしまったりすることがある。防災用ソノコラムスピーカー「SC-Bシリーズ」は丈夫なステンレス製の前面パネルと防虫ネットの二重構造で鳥や虫の侵入を防ぐ。さらに落下防止ワイヤー(別途調達)取付用金具も装備しており、安全性に配慮した設計になっている。1台ずつ、熟練した技師がモノづくりを手がけている信頼性の高い日本製。

ユニペックス(株)
http://www.unipex.co.jp/sc-b_series/