安全度水準SIL2に対応し、無線通信技術を採用した「ProSafe(R)-RS SIL2 無線ガス検知システム」を開発・発売

 横河電機(株)は、安全計装システム「ProSafe-RS R4.03.10」を開発し、これを用いた「ProSafe(R)-RS SIL2 無線ガス検知システム」の販売を2017年9月から開始する。
このシステムは、安全度水準SIL3対応の安全計装システム「ProSafe-RS R4.03.10」、フィールド無線ネットワーク機器、警報器、およびGasSecure AS(ガスセキュア社)の無線ガス検知器「GS01」や「GS01-EA」などで構成される。
安全計装システムは、石油やガス、石油化学、化学などのエネルギー、素材産業において、操業時の異常を検出してシャットダウンなどの緊急動作を安全に実行する緊急遮断システムや、火災の消火や延焼防止を目的に防消火設備を起動する防消火システムとして、プラントの安全確保に活用されている。
フィールド無線システムは、プラントに設置されるフィールド機器と、監視・制御システムとの間の通信を無線化するシステム。配線が困難な場所にフィールド機器を設置できる、通信ケーブルや敷設コストが削減できるなど多くのメリットがあることから、プラントの安全対策に無線技術を取り入れるケースが増えている。特に、ガス検知システムは、検知器の設置環境や気象条件の影響を受けやすく、システム導入後も検知器の設置場所や検知器の数を変更して最適な配置にする必要があることから、無線技術を導入することで、配線を気にせずに検知器の設置場所や数を容易に変更できるようになる。
安全計装システムとガス検知器をフィールド無線で接続し、かつ安全度水準SIL2を達成するためには、国際規格IEC61508が規定する通信プロトコルへの対応が必要。今回同社は、安全計装システム「ProSafe-RS」とガス検知器間のフィールド無線通信をこの通信プロトコルに対応させ、安全度水準SIL2に対応した無線ガス検知システムの構築を可能にした。

◆システムの特長
同社のISA100 Wirelessフィールド無線システムと警報器、業界で唯一、安全度水準SIL2に対応した無線ガス検知器「GS01」や「GS01-EA」などを組み合わせて、「ProSafe-RS SIL2 無線ガス検知システム」として提供。
・コンサルティング、エンジニアリングを含め、トータルでシステムを提供
「ProSafe-RS SIL2 無線ガス検知システム」は、無線技術を導入したことで、検知器を柔軟に配置できる。また、安全度水準SIL2に対応しており、防消火システムや緊急遮断システムとして活用できる。
「ProSafe-RS SIL2 無線ガス検知システム」を構成する機器を熟知し、生産制御、安全計装、およびフィールド無線のエンジニアリング、コンサルティングのスキルをもつ同社が、トータルでシステムを提供、ユーザーをサポートする。
・オペレーションの効率化に貢献
「ProSafe-RS SIL2 無線ガス検知システム」と従来の有線式のガス検知システムを、同社の統合生産制御システム「CENTUM(R) VP」の操作監視画面で統合して効率的に監視することができる。有線式のガス検知器と同じ操作プレートを無線ガス検知器「GS01」とその延長アンテナ「GS01-EA」に使用して監視できるため、デザインが標準化されひと目でわかりやすい画面構成で、誤認識や誤操作の防止に貢献する。
・メンテナンスの効率化に貢献
統合生産制御システム「CENTUM VP」の操作監視画面で、「ProSafe-RS SIL2 無線ガス検知システム」を構成するネットワーク機器の状態やガス検知器のバッテリ残量、および無線通信の状態を把握できるため、迅速に異常を把握して早い段階で対応することができる。また、定期点検を減らした効率的なメンテナンス計画の立案が可能になる。

横河電機(株)
https://www.yokogawa.co.jp/iss/iss-jp-top001.htm