映像圧縮化技術と画像センシング技術を搭載した 映像IoTシステム「 AISIONTM」を販売開始

沖電気工業(株)は、通信市場で長年取り組んできた映像監視・画像処理・映像配信技術を活かし、H.264符号化形式の高画質映像データを最大1/10に圧縮する映像配信の効率化技術と、IoT市場において今後ニーズが拡大する顔認識、物体認識などの画像センシング技術を搭載した、映像IoTシステム「AISIONTM(アイシオン)」の販売を開始した。同システムは、AIおよびアナリティクス技術を融合させることにより、幅広い分野における業務改革を実現することが可能となる。
近年、IoT市場成長を背景に映像データにおいてもIoTサービスとしてビジネス分野での活用ニーズが高まっている。ネットワークカメラの高精細化・低価格化にともない、鮮明な映像データを活用した、トラブル発生時の原因究明およびマーケティング分析などを目的とした映像ビッグデータ解析ソリューションへの期待が広がりつつある。しかしながら、鮮明な映像データの伝送や長期保存は、データの肥大化にともなうストレージや通信コストの増大に加え、センターサーバーに送り分析処理をする場合、サーバーへの負荷が集中するため、導入システムが高額となり、その管理コストもかさむなどの課題があった。
「AISION」では、映像データの符号化形式、解像度、フレームレートを変更せず、画質は劣化させない高品質の映像のまま、映像データを最大約1/10に圧縮できる技術を開発し、中核となる「映像IoT-GW」に映像圧縮モジュールとして搭載した。これにより、ストレージ量も伝送時のネットワーク帯域も最大約1/10と軽減され、映像品質を維持したままランニングコストの大幅削減を実現する。複数の店舗・事業所・オフィスなど、ネットワーク経由でセンター集中管理・分析をするネットワーク型の映像IoTシステムとして、低コスト導入が可能。
また、「映像IoT-GW」に、画像センシングモジュールを搭載することで、ネットワークエッジでの画像認識や解析処理による機能分散が可能となり、センターサーバーによる解析処理の負荷軽減を図った映像IoTシステム構築を実現し、店舗、工場から社会インフラまで幅広い市場に対して、顔認識をはじめ、通行者認識、車両認識、動体認識といったさまざまな画像センシング技術を利用した付加価値サービスを提供する。
さらに今後は、「AISION」の中核となる「映像IoT-GW」のモバイル回線対応などを図ることにより、社会インフラや建設現場などへの適用範囲を拡大し、多方面にわたり映像IoTサービスによる映像ビッグデータ解析ソリューションを提供していくとのこと。

◆映像IoTシステムの活用分野
・映像監視
映像圧縮により管理コストを抑えたシステムや、モバイル回線を用いたシステムなど、様々な映像監視システムが提供可能。
・防犯・レジ混雑予測
店舗内を映像監視するとともに、店舗内の顧客数から混雑状況を把握、さらに顧客の動線を解析することでレジ混雑を予測し対応するなど顧客サービスの向上に活用できる。
・来店検出・客層分析
店舗の来店者数や顧客の属性(男女・年齢など)の客層を分析しマーケティングに活用できる。また、登録した優良顧客の来店を通知するなど顧客対応満足度向上に活用できる。
・侵入検知・エリア監視
建設現場でのクレーン作業中などの危険作業エリアに人が侵入した場合に警報通知するなど、作業現場の安心安全向上に活用できる。
・道路逆走検知
道路の混雑状況を把握するとともに、逆走する車両を検知し事故を未然に防止する。

沖電気工業(株)
情報通信事業本部ネットワークシステム事業部 マーケティング部
TEL 03-5445-6014
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