複数拠点の一括監視、画像鮮明化、長期保管まで高度な映像技術で最適な監視を実現する朋栄

 常に時代の先を見据えた革新的かつ多彩な映像技術により、放送業界をはじめ多くの業界・分野で高い評価を獲得している㈱朋栄。映像業界で培ってきた画像処理技術と性能の安定性、提案力を背景に、セキュリティ業界向けの製品も多数展開し、業界から大きな注目を集めている。そこで今回は新製品や今後の展望について同社に取材した。

PCレスで複数拠点を一括監視
マルチビューワ『MV-16SIP』

豊富なラインナップを擁するマルチビューワに新たにセキュリティ用IPカメラ(ONVIF規格)対応マルチビューワ『MV-16SIP』(2018年1月末発売予定)が加わる。
『MV-16SIP』は、最大64台のネットワークカメラを認識、分割映像はHDMIによる高精細出力で、PCを設置することなく各種施設のIPカメラ映像のモニタリングを実現する。
分割画面は、フル、4分割、9分割、16分割画面から選択可能だが、シーケンス切り替え機能により最大64台の全カメラ映像を順次表示しモニタリングすることも可能だ。
また、オプションにて、アナログやSDI入出力の追加が可能なため、IPカメラとアナログカメラの混在する現場での活用も実現するなどあらゆる監視環境に対応できる。このほか、オーディオ出力を追加することで、ネットワークカメラ映像に音声が付加されている場合は、映像と音声でのモニタリングも実現できる。
複数拠点の監視カメラ映像を集約してモニタリングすることができ、効率的でコンパクトなシステムでの監視を実現できる『MV-16SIP』に注目が集まりそうだ。

録画映像を省スペース・低コストにて長期保管
LTOサーバ『LTS-70』

録画映像の高画質化に伴いHDDの容量がすぐに上限に達するなど、アーカイブへの課題が顕在化してきた。こうした記録した膨大な映像のアーカイブに関する管理者の課題を解決するLTOサーバ『LTS-70』が多方面で話題を集めている。
『LTS-70』は、最大転送速度300 MB/秒(2.4 Gbps)のLTO-7ドライブが搭載されており、最大記憶容量は非圧縮時で6 TBという大容量を実現。
LTOメディアは、文庫本サイズのコンパクトなサイズで保管用スペースを大幅に削減するほか、30年の長寿命であり、長期の保管に最適なメディアだ。
オプションとして、本体内にLTOサーバ用素材ファイル管理ソフトウェア『LTS-MAM』を搭載することもでき、映像のテープへの登録時にプロキシ映像(低解像度の参照映像)を登録できる。日付や監視箇所などのメタデータをデータベースで管理可能になるため、キーワードを入力するだけで必要なプロキシ映像をすぐに検索でき、膨大な映像素材の中から目的の映像を簡単に探すことも可能となっている。

鮮明な映像での監視を実現する
オートフォーカス&画像鮮明化ユニット
『Mimic-AFC/HD』

関連会社㈱フローベルのオートフォーカス&画像鮮明化ユニット『Mimic-AFC/HD』も好評だ。
1台で、オートフォーカスと画像鮮明化機能の両機能を搭載し、リアルタイム性を損なわない高速画像処理と高精度の撮影を支援する『Mimic-AFC/HD』は、超高感度HbCMOSハイビジョンカメラ『HBC-3600』とのユニットで、港湾・発電所の監視など高度なセキュリティが求められる監視現場でも威力を発揮している。
『HBC-3600』は最低被写体照度 0.003Lxでカラー動画映像を撮影することが可能。『Mimic-AFC/HD』を組み合わせることで、霧や雨・雪によりかすんだ映像の明瞭化や、画像コントラスト方式に独自アルゴリズムを加えたオートフォーカス機能などにより、『HBC-3600』にて撮影したカラー映像を、より監視に適した高精細なカラー映像として提供する。厳しい気候条件下でも24時間365日の監視を実現する。

同社では、映像産業で培った技術とノウハウを、より多くの分野に役立てていくことも使命であると考え、今後も意欲的に開発に取り組んでいきたい、としている。

(株)朋栄
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