通すだけで複数のICタグを一括読み取り 「ゲート型RFIDリーダー」を発売

トッパン・フォームズ(株)は、ゲートを1~2秒通すだけで箱を開封せずに複数の物品に取り付けられたICタグを一括で読み取り、入出庫時の検品作業などを効率化する「ゲート型RFIDリーダー」(特許出願中)をマスプロ電工(株)と共同開発し、販売を開始した。
ゲート型RFIDリーダーはトンネル形状の金属筐体に高指向性アンテナから放射される電波を特定エリア内に閉じ込めることで電波漏れを抑制し、ゲート内を通過する複数のICタグの高精度な読み取りを実現する。これにより従来バーコードを1点ずつ読み取り行っていた入出庫作業や検品作業に伴う個体管理の省人化に貢献する。
近年のIoT普及に伴い、物品に通信機能を付与できるICタグの需要は高まっている。現在、物流の現場では個体管理のためにバーコードによる運用が確立されている。しかしバーコードを1点ずつ読み取る検品作業などでは多大な時間を要するため、効率化が課題となっている。
一方で物流の現場でRFIDシステムの活用が広がらない理由の一つとして、対象となるICタグだけでなく、離れた場所にある別のICタグを読んでしまう「誤読」の問題がある。物品に取り付けられた一つひとつのICタグを確実に読み取り、個体管理をする必要がある物流業界では、この「誤読」がRFID導入の大きな障壁となっていた。この課題を解決するため、特定エリア内のICタグのみを確実に読み取ることで個体管理が可能な「ゲート型RFIDリーダー」を開発した。

◆主な特長
・電波を強くしても特定エリアのみを読み取り可能
トンネル形状の金属筐体に高指向性アンテナから放射される電波を閉じ込めることで、対象エリア外への電波漏れを抑制。
・ゲート内にある複数のICタグを一括で確実に読み取り、検品作業を効率化
UHF帯ICタグにより梱包したまま一括で検品が可能。
・小型化で省スペースを実現。軽量のため移設も容易に
小型化により省スペースを実現。また軽量のため設置するラインの変更などへの対応も容易。
・一体型ユニットのため、設置工事が不要
アンテナとリーダーが一体化したため、従来のゲートリーダーのような設置工事が不要になり、導入時のコスト削減が可能。
・現場での立ち上げを容易にする調整機能
調整用ハンドルを回すだけでアンテナ位置の調整が簡単にでき、物品のサイズ変更などに対応可能なため、専門的なスキルがなくとも読み取り性能の調整ができる。

トッパン・フォームズ(株)
http://www.toppan-f.co.jp/