「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を販売開始 ネットワークカメラなどを活用し、1メーターあたり月額500円から設備の点検・監視業務を効率化

(株)日立システムズは、工場やビル、プラントなどに設置されている生産設備や分電盤、配管などのアナログメーターやデジタルメーター、電力計などの各種メーターから、ネットワークカメラなどを用いてメーターの画像と数値データを自動で収集する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」の販売を開始した。
同サービスは、市販のネットワークカメラや無線LAN機器などを活用することで一般的なセンサーを利用する場合と比較して初期導入費用を抑えることができ、1メーターあたり月額500円(税抜)からの運用費用で設備の点検・監視業務を支援し、効率化を図るサービス。また、必要に応じて導入時の各種工事にも対応する。
近年、企業は少子高齢化に伴う労働力不足に悩まされる中、厳しい競争を勝ち抜くために生産性向上を図る必要に迫られている。そのため、限られた労働力を効率的に運用するために、日々さまざまな業務改革に取り組んでいる。工場やビル、プラントなどにおいても、設備を点検・監視する作業員の高齢化や人員不足が問題となっており、IoTを活用したシステムの導入などによる効率化が検討されている。しかし、設備のメーターに表示される情報を取得するためには、機器の設置などのために設備の停止や改修が必要になるほか、高額な導入コストなどが障壁となり、導入が進まないといった課題がある。
こうした背景を踏まえ、同社は、工場やビル、プラントなどにある設備のメーターから、メーターの画像と数値を自動で取得する「カメラ利用型メーター自動読み取りサービス」を「CYDEEN(サイディーン)フィールド作業支援サービス」の一環として、販売開始した。
同サービスでは、工場やビル設備、プラント内の設備に設置されている各種メーターの画像を、ネットワークカメラで撮影。その際、撮影した画像データをシステムに収集し、画像解析を行い、数値データに変換することで、作業員が現場で目視点検をしなくても、画面から各設備のメーター情報を把握できるようになる。これにより、例えば、工場ではこれまで作業員が2時間に一度巡回して目視確認していた点検業務を、10分に一度などの間隔で人手をかけずに実施することができる。間隔は秒単位で設定することも可能であるため、確認回数を増やして、設備の稼働状況を細かく確認することが可能になる。
また、数多くのテナントなどが入居する複合施設などのビル設備では、決められた期間内にすべてのテナントに設置してある電力計の数値を取得する際にも、人手をかけずに短期間で数値を取得することができると同時に、見えにくい場所に設置してあるメーター数値の誤認識による誤請求などを防ぐ。万一、取得した数値に特異値が検出された場合は、ユーザーが画面から実際に撮影した画像データを確認することで、数値の妥当性を確認することも可能。
さらに、同サービスでは、市販されているネットワークカメラの中から、設備への後付け設置が可能なものを利用。そのため、設備の稼働を停止することなく簡単に取り付けることが可能であり、生産ラインの停止による生産性の低下を招く心配がない。これにより、工場などで稼働している設備の入れ替えや改修をすることなく、初期導入費用を抑え、1メーターあたり500円からという安価な月額費用で導入できる。万一、カメラを設置する際に電源や通信環境がない場合でも、同社が導入時の初期工事から対応することが可能。
なお、製造工場やエネルギー分野などにおける社会インフラ設備のアナログメーター向けには、電源工事や通信工事を不要とする新開発の「レトロフィット無線センサー」を利用した「メーター自動読み取りサービス」を、(株)日立製作所が本年2月から販売開始している。このサービスは、導入・運用、定期・駆け付け保守までをワンストップで提供する。

(株)日立システムズ
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