テロ/化学剤を無害化する新技術の共同開発を開始

(株)アースシンク55は、警察庁科学警察研究所(千葉県柏市)および(株)ソリューションフォースと、次世代NBCテロ対策として化学剤を無害化する新技術の共同開発を開始した。
昨年より、モルトロン・オゾン分子水(モルトロン(R)技術により生成したオゾン水/以下、オゾン分子水と記載)を用いて化学剤/各種化学物質を無害化する除染技術の共同研究を実施してきた。これまで実施した研究の成果として、テロに使われる恐れのある化学剤の中でも、除染が著しく困難なVXを究極といえる短時間で無害化できるという結果を取得した。
オゾン分子水は一般のオゾン水と異なり超高密度であり性能が桁違いに高く、塩素などによる従来技術では困難であった化学剤の除染が可能であるという基礎機能を把握し、共同特許の出願も完了した。
オゾン分子水は高い酸化力を持つ酸化剤でありながら自然環境において残留性がなく、人体への直接使用も考えられる。さらに、数秒という瞬間で効果を発揮することから、今後NBCテロ対策技術として利用が可能であると考えられたため、平成30年度までの共同研究契約を締結し、実用化に向けた開発に取組む。
国際情勢を鑑みると、NBC(核/nuclear、生物/biological、化学物質/chemical)テロの脅威に対する防備を強化することは喫緊の課題といえる。
従来より、化学剤には次亜塩素酸ナトリウム等の酸化剤を用いて除染する方法が有効だったが、一定の処理時間であること、残留する除染剤は毒性があり危険なこと、一部の化学剤には効果が低いことなどの課題があった。
同開発は、すでに基礎機能の把握を終えているが、今後、実用化装置の開発を平行して行うことで、生物剤、化学剤に対してワンストップで対処可能な除染技術を確立することを目指している。
今後は、各種化学物質に対する除染作用メカニズムを解明するとともに、生物剤への効果を把握し、現場でのオペレーションを想定した処置法を確立する研究開発を実施する計画。

(株)アースシンク55