業務用ポータブル蓄電池の売上が昨年対比9倍増 北海道のブラックアウトが契機で、災害時のスマホ充電用途の需要が急増

(株)シーンズのもとに、病院や地方自治体、警察署、保育・介護施設など災害時の拠点となる施設からの需要が急増している。
2018年の北海道地震による日本初のブラックアウトや、2016年の熊本地震、豪雨、台風による被害では、広域停電のため庁舎などには市民のスマホ充電希望者で最大3時間以上の行列ができた。
熊本地震ではスマホ充電で困ったという方が5割以上と最も多く、ライフラインとなっているスマホが災害により使えないことが大きな問題となった(平成28年度 熊本市政アンケート)。
蓄電池はスマホ普及によるリチウムイオン電池の技術発達で小型化が進み、重量は従来からある鉛蓄電池の1/5程度となり、軽量化がすすんだことも需要急拡大の一因となっている。
同社の業務用ポータブル蓄電池はソーラーパネルと組み合わせることで、晴天時には10時間で充電が満タンになる。停電中も充電して使い続けられる点が好評で、ソーラーパネル付きの製品が全体の販売数の7割をしめる。
売れ筋はスマホ充電20台が可能な製品で、病院、保育園、自治体、薬局や、衛星電話を使用する警察署や、発電施設のない中規模以下のクリニック(産婦人科等)等に導入されている(販売数:2017年4月~翌3月:126台、2018年4月~翌3月:1,116台 3月納入予定含む)。
発電機と異なり蓄電池は、騒音や排気ガスの問題もなく、ガソリンの廃棄や管理の必要もないということから室内でも安全に使用でき好評となっている。
今後は、災害時により様々な用途、シチュエーションでも蓄電池が使えるように、防水機能や通信機能を強化していく予定。また、充電残量をクラウドにアップしIOTによる遠隔操作ができる機能なども研究中。

(株)シーンズ
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