業界最小クラスとなる一次電池駆動の圧力式危機管理型水位計 「Field-EX」発売に向けて実証実験を高知県黒潮町にて開始

(株)イーラボ・エクスペリエンス、マクセル(株)、(株)IDY、(株)クリオテクノス、(株)三重日立とともに、洪水等の災害による被害を減らすことを目的として、プロジェクト参画各社の強みを活用した、業界最小クラスとなる一次電池駆動式の圧力式危機管理型水位計(自律型)「Field-EX(フィールド・イーエックス)」を開発し、高知県幡多郡黒潮町を流れる二級河川・蛎瀬川の洪水被害を最小限にすることを目指し、実証実験を開始した。
同プロジェクトは、国土交通省が普及推進する、危機管理型水位計の課題となる“正確な水位の測定と確実な通信の実現”および“設置コストの低減化”を目指してスタートした取り組み。
今回開発した自律型の危機管理型水位計には、イーラボ・エクスペリエンスが長年携わった“水稲の水位測定ノウハウ”をはじめ、きめ細かで効率的な電源制御、過酷な屋外環境においての安定した測定と通信技術など、プロジェクト参画各社が今までに培った知見と強みを活かした。
これにより、特に圧力式水位計の課題とされる“省電力化”と“電池サイズのコンパクト化”に成功し、現在流通する圧力式危機管理型水位計および自律式タイプの危機管理型水位計としては、業界最小クラスの製品化を実現することで、今まで設置が難しいとされた場所への設置を可能にした。
また、各分野のリーディングカンパニーである参画各社の技術を活用することで、開発コストの抑制にも成功し、従来製品の約3分の1の価格での製品化を可能にした。
さらに、この危機管理型水位計にはセンサーに蓄積されたデータを保存する機能(ロガー機能)を搭載した。今後は、蓄積されたデータと気象予報データと組み合わせ、精度の高い洪水予測を行えるよう開発を進めていく。また、水位計の盗難や流出など、不測の事態に対応できるよう、三軸による揺れ感知機能や位置情報、盗難時の監視機能を搭載している。
当該地域における降雨時の水位状況は、ネットワークに接続されたパソコン、タブレットやスマートフォン等から確認できる専用ビューアーにて、リアルタイムかつ的確に把握することができる。なお、今回の実証実験には別途、屋外乾電池式IoTカメラ「FieldCam(フィールドカム) FC-1000」を設置し、離れた場所から正確かつ詳細に状況を把握できるシステムを構築した。
この実証実験を行う高知県幡多郡黒潮町は、太平洋に面した雨の多い地域であり、集中豪雨や台風による洪水被害がたびたび発生していた。
今回、黒潮町の中央部を流れる蛎瀬川にて観測を行うことで、洪水時の冠水による甚大な被害や住民に及ぼす影響を最小限に抑え、安全性の向上を目指す。

(株)イーラボ・エクスペリエンス
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