「Sigfox」を活用した物流用パレット位置管理の実証実験を開始 低コスト・低消費電力でデバイスの長期稼動が可能なSigfoxの特長をフル活用

ホシデン(株)と京セラコミュニケーションシステム(株)は、グローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用した、物流用パレットの位置管理の実証実験を開始した。
今回通信に利用するSigfoxネットワークは、IoTに特化して開発・普及が進んでいるLPWAネットワークのひとつで、低価格・低消費電力・長距離伝送を特長としている。今回の実証実験は、オムロン住倉ロジスティック(株)の協力を受け、オムロン住倉ロジスティックが管理する物流用パレットにSigfoxモジュールを搭載した通信デバイスを装着し、パレットの位置管理を行う。この実験により、パレットの位置管理手法を確立させ、パレットの紛失防止を目指す。
物流用パレットは、荷役・輸送・保管を行うための荷役台で、2017年度には約6,900万枚が生産されており、国内では数億枚が流通していると言われている。一方で、パレットには詳細な位置情報や経路情報を把握する機能が搭載されていないため追跡・回収ができないことが多く、毎年相当数が物流の過程で紛失しており、大きな課題となっている。紛失したパレットの費用は荷主が都度補填しており、物流コストの増加につながっている。
この課題に対しこれまでも、位置情報追跡サービスの実用化を目指して各方面で実験が行われ、一部サービス化されているものがあるが、パレットの価格と導入・運用コストが折り合わない、パレット使用途中に通信デバイスの電池交換が困難などの理由から、普及が進んでいないのが現状。
このような背景から今回の実証実験を通じて、通信料金が低価格、電池交換不要でデバイスの長期稼動が可能、利用者によるネットワーク構築が不要、と言った特長を持つSigfoxを活用することで課題を解決し、物流業界への貢献を目指す。
今回の実証実験では、物流用パレットにSigfoxモジュールを搭載した通信デバイスを装着し、1時間ごとにパレットの位置情報を取得。オムロン住倉ロジスティックの拠点ごとの保管枚数や輸送中の経路・日時等の管理を行うことにより、紛失数の減少を目指す。

京セラコミュニケーションシステム株式会社
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