日本実務出版 「安全と管理」「展示会情報」「セキュリティ産業年鑑」「防犯機器情報」  
 
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省スペース・省電力と柔軟なカスタマイズを武器にマーケット開拓を進めるエーティーワークス

永井 浩和氏
 潟Gーティーワークス
 取締役副社長

潟Gーティーワークス(本社-富山市)では1994年の創業以来、オリジナルPCサーバーの開発・販売をてがけ、1996年から株式会社リンクとの協業事業として、オリジナルサーバーによる専用サーバーサービスを開始した。これまでサーバーの累積出荷台数は20,000台を越えており、近年では省スペース化・省電力化に対応したラックマウントサーバー『radserv X』シリーズを販売するなど着実に業績を伸ばしている。そこで今回は同社の取締役副社長-永井浩和氏に、同社の歩み、製品コンセプトや販売戦略などについて話を伺っている。


サーバーの累計出荷台数は20,000台を誇る
 当社は1994年(平成6年)に創業いたしました。
 事業としてのスタートは、当時米国で順調に売り上げを伸ばしていたパソコン(以後PC)メーカー・ゲートウェイ2000社のPCにPC-UnixとWindowsをプリインストールして両方使用できるようにしたPCの販売になります。
 その後はオンラインショップ(http://online.atworks.co.jp)でホワイトボックスPCやパーツの販売を手がけていたのですが、インターネットの普及につれアルファベットの頭文字がAで始まる当社の社名が検索サイトで上位に出てくるようになり、インターネットやPCに関する質問や問い合わせが増加していきました。
 その過程でレンタルサーバーニーズの高まりを感じ、96年末より株式会社リンクと協業で専用サーバーのレンタルサービスを手がけるようになりました。
 インターネットの急激な普及に伴い、中小から大手企業まで、自社システムのアウトソーシング、Webを利用したPR、e-ビジネスおよびキャンペーンといった短期間の利用なども柔軟に取り込み、現在も順調にユーザ数を伸ばしています。
 サービス開始時は、さまざまなメーカーのサーバーを取り扱っていましたが、近年では、ほぼ100%エーティーワークス製オリジナルサーバーで運用しており、稼動総数は2009年1月現在で8500台に上ります。
 サーバーの累計出荷台数は20,000台を数えており、信頼性の高さを物語る数字であると自負しています。
 しかしながら機器の増加にともない、その運用効率は現在においても大きな経営課題であり、設置スペースおよび電力の省力化はデータセンター事業者およびサーバーメーカーとして、もっとも重視すべき開発ポイントです。
 当社が開発した通常のサーバーラック1Uスペース分に2台設置可能なショートレングス1U『radservシリーズ』。
 4台設置可能な1/4U『Beagleシリーズ』は、自社サービス運用開始当初よりオンラインショップでも販売を始め、同じ課題を持つ同業他社、Webシステム開発業者、コンテンツ配信企業からお声がかかり、現在では多くのデータセンターで活躍しています。
 また昨年より、ストレージサーバーも市場に投入し、低価格帯ストレージとしてのニーズに応えるなど、多彩なラインナップで外販事業も強化しているところです。

監視カメラサーバーとして活用
 昨今、監視カメラを製造販売している業者様からの問い合わせが増えています。
 設置場所の問題で、省スペースのサーバーというニーズに応えるもののようです。
 コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ファミリーレストラン、個人商店、マンションなど、監視カメラの需要が高まる中、画像を処理するサーバー設置スペースは非常に限られており、フルサイズサーバー、タワー型サーバーでは、設置に大きな問題を抱えていたようです。
 お客様の中には厨房に設置したいという要望があり、熱や埃・油まみれとなる劣悪な環境での試験をクリアしたこともあります。
 また、録画時間や画像をどれだけの期間保存しておくかも課題となります。
 従来のテープ記録方式ではどうしても運用に限界があり、今後は、大容量のストレージを使っての各チャネルの一括録画といったニーズが増えていくのではないでしょうか。
 現在のエンタープライズ向けストレージ製品は多機能化が進み、非常に高額です。
 当社ストレージ製品は汎用性を持たせることで必要に応じて機能を拡張することができ最低限の機能を搭載することで低価格なストレージを実現しており、監視カメラで撮った画像のデータ倉庫として価格・運用コストのニーズに応えることができます。

カラーやサイズ変更などのカスタムオーダーにも迅速に対応
 監視カメラサーバーの設置スペース問題に加えて、省スペースサーバーを選択した場合、各社が開発した画像処理ボードのサーバー内増設スペースも課題のひとつになります。
 当社では、多彩なケースを提案したり、ケース自体のカスタマイズをするなど、短期間での設計要望に対応しています。
 またケースカラーに関しても、弊社オリジナルモデルはコーポレートカラーである赤を採用しておりますが、自社の商品イメージに合わせた色、例えば緑や青でもお好きな色、質感への塗装をご提案させていただきます。
 このような柔軟な対応がご用命いただいている大きなポイントかと思います

 当社の営業スタッフは入社後、長期間にわたって製造現場で組み立てなどの“作る”経験を経ています。
 つまり、CPUやチップセット、ディスクなどの部品知識も豊富であると同時に、ケースメーカーなどパートナー企業の担当者とのやり取りを経験することで、商談現場で可能な限りお客様の要望に受け答えすることができるのです。
 大手企業では1つの案件をまとめるにもさまざまな部署がかかわるため、ある程度の時間を要することになります。当社ではいかに迅速にお客様のニーズに対応するかをこのマーケットでの重要ポイントとして認識しており、営業・開発・製造・品管がひとつのチームとして対応できる体制作りを常に目指しています。
 当社は富山県に本社社屋が在り、敷地内にデータセンターを運用しています。
 データセンターはもちろん、本社社屋も最新の技術を用いたハイレベルなセキュリティシステムを導入、入退室管理は自社開発したシステムで運用しており、製品化も視野に入れ更なるバージョンアップを図っています。
 このようなセキュリティシステムは、今後ますますハイテク化し、マーケットは価格競争も激しさを増していくと思います。


潟Gーティーワークス
http://online.atworks.co.jp/

月刊「安全と管理」2009年3月号掲載

 
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