日本実務出版 「安全と管理」「展示会情報」「セキュリティ産業年鑑」「防犯機器情報」  
 
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超音波を用いた最新の3次元位置測位システム

SECURITY SHOW2009において、古河産業鰍フブースでは、同じ古河グループの古河機械金属鰍ェ独立行政法人 産業技術総合研究所との提携により開発・製造を行い、古河産業が販売を行っている超音波3次元ロケーションシステム『ZPS-3D(Zone Positioning System-3Dimension)』を展示していた。誤差値は20〜30mmという高精度を実現するなど信頼性も高く、また電波が使用できないスペースでも安心して使用できることから、来場者からの大きな注目を集めていた。

ミリ単位の誤差で位置を立体的に測位
 『ZPS-3D』は超音波を用いた最新の3次元位置測位システムである。
 クリーンルームや保管室、駐車場など各場所ごとに受信機を設置する事で、誤差値は20〜30mmと極めて高精度で人の位置を検出。
 データはXYZ軸で取得することが可能なので、どこにいるかという位置情報だけでなく、その人が立っているのか、座っているのか、倒れているのかという立体的な情報まで把握できる。
 そのほか動線の管理、さらには履歴の保存や入退出制限などの機能を1つのサーバーで管理し、PC上で把握する事も可能。
 危険区域に人が近づきそうになった場合にはアラームで自動的に警告を行うこともできる。
 タグは電池方式と充電方式の2タイプ、リーダーは標準(約90度円錐)とワイドアングル(約180度半球)があり、ともに約7m(設置条件により異なる)を受信可能という2タイプを用意。
 また、オープンネットワーク上で構築しているので既設のICカードシステムや他のシステムを付加させることも可能。
 カメラなどの複合セキュリティシステムとして運用することもできる。
 サーバーはウェブベースでアプリケーションの開発を行っているので、遠隔地から必要な内容を確認する事もできる。
 
パソコン上で故障などの異常を検知
 なお、今回展示を行った『ZPS-3D』は従来製品に改良を加えたもので、機能追加によりさらにグレードをアップしている。
 まず、ヘルスチェック機能の追加である。
 これにより故障などの異常をすぐに検知し、パソコン上で把握して迅速に修理などの対応を行うことが可能となる。
 また、故障した機器をのぞいた運用に自動で切り替わるため、システムダウンの可能性を最小限に抑えられる。
 また、システム全体の接続可能機器数を増加させており、より広範囲に置ける計測を可能にしているほか、サンプリングレートにより約30%の高速化を実現。
 さらにUSB1.1インタフェースの追加など、より使用しやすくなっている。
 ターゲットとなる市場については重機や建機などを取り扱う建設会社が挙げられる。
 工事現場では近づいてはならない場所に誤って作業員が近づき、接触事故を起こすなどの問題があった。  本製品であれば建設現場のほか、難工事となるトンネル工事でも危険区域に近づいたらアラームで知らせる事が可能となり、誤差も少なく正確な事から大いに威力を発揮するものとなっている。
 また、人だけにとどまらずフォークリフトの安全管理、工場の制御機器組み込みにも用いることが可能。
 そのほか、各種システムに組み込むことで業務の強化、効率化が期待できる警備業、さらには周辺機器への影響を考慮し、電波が使用できない分野(医療関係など)にも展開していきたいとしている。
 ブースを訪れた人々の反応もすこぶるよく、特に大手メーカーからの注目が高かったという。いずれもその精度の高さに驚きの声とともに絶賛する関係者も多く、まさに“玄人好み”の製品であるといえる。
 2月のリリースながらすでにある大学の研究室に導入されるなど早くも話題を呼んでおり、今後もさらなる注目を集めそうだ。


古河産業
http://www.furusan.co.jp/

月刊「安全と管理」2009年5月号掲載

 
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