パナソニック潟Vステムソリューションズ社グループでは、7月〜8月にかけて画期的な製品を発表し、注目を集めている。本誌では8月号より3回連続で製品についての紹介を行っているが、最終回となる今回は『IPセキュリティ統合制御システム』を実現する2つのソフトウェアを紹介する。施設設備と連動して高度なセキュリティを実現するもので、最大256台の施設設備を監視し、1つのアラーム情報に対して最大50台の監視・防犯カメラ、レコーダーなどの機器制御が可能になるという、画期的なシステムとなっている。
「コストの低減」や「品質の向上」が可能に
近年は安心・安全に対する関心が大きな高まりを見せ、一般のビル・オフィスをはじめとして工場、マンションなどでも監視・防犯カメラシステムの導入が進む一方、監視・防犯カメラ、監視モニターの数が増大し、監視員の作業負荷も増えている。
例えば、大規模ビルにおいては全ての監視・防犯カメラ映像をライブで目視し、監視を続けることは、運用面からも大きな負担となっている。 この問題を解決する手段の一つとして、施設設備と連動した監視・防犯カメラの統合制御システムが注目されている。 たとえば、侵入検知器(センサー)や火災報知器のアラーム情報とパナソニック製の監視・防犯カメラシステムを連動させることにより、発生した事象に応じた迅速かつ効率的な監視を行うことが可能になる。
だが、連動する機器の種類や制御する内容はユーザーごとに異なるため、従来は特注対応によるソフトウェアの開発が必要となっていた。 そこで、パナソニック潟Vステムソリューションズ社のSI子会社であるパナソニック
システムソリューションズ ジャパン鰍ナは、これまでに培ってきたノウハウをパッケージ化し、2つのソフトウェア『多機能アラーム連動ソフトウェア』、『モニター制御ソフトウェア』を8月より発売している。 これにより、より一層の「コストの低減」や「品質の向上」を図ることが可能となる。
「不審者の侵入検知」、「災害対策」などに効果 『多機能アラーム連動ソフトウェア』の特徴は、最大256接点のアラーム情報の監視が可能なところにある。
接点インターフェース(アラーム情報)をネットワーク経由で監視し、状態の変化に応じた監視・防犯カメラシステムの制御が可能となる。 多数の施設設備が人間の代りにアラーム情報を検知し、自動的に監視・防犯カメラなどの機器をコントロールすることにより、大規模な施設監視も効率的に行うことができる。
さらに、1つのアラーム情報に対して最大50台の監視・防犯カメラやレコーダー、照明などの機器制御が可能であるところも特徴となっている。 これにより、不正な侵入者を複数のカメラで追尾するような使用方法も可能になる。
また、『モニター制御ソフトウェア』の特徴は、タッチパネルを利用した簡単・迅速な映像表示制御が可能であるところにある。 例えば、災害時など想定されない事象が複数発生する場合には直感的なシステムの操作が必要となるが、アラーム情報が入った場合などの緊急事態の際に、タッチパネルを利用してモニターに表示されている複数の監視・防犯カメラ映像の中から、必要な表示内容に切り替えて表示することにより、発生した事態を簡単かつ迅速に把握することが可能となる。
導入により『不審者の侵入検知』や『災害対策』などに、大きな効果が期待できることから、早くも業界内外から注目を集めている。 パナソニック潟Vステムソリューションズ社 http://panasonic.co.jp/pss/
月刊「安全と管理」2009年10月号掲載 |