図研エルミック(株)は、セキュリティ機器をIPネットワークで相互接続するための標準規格ONVIFに対応したネットワークIPカメラの映像をモニタリングできるビューワーソフト
「Ze-PROR Sight Viewer」 をリリースした。 AndroidやiOSのスマートデバイスで、ネットワークIPカメラの映像が直接モニタリングできるようになるため、IPカメラシステムがより多くの方に身近で使いやすいものとなった。
中・大規模なIPカメラシステムをターゲットとしたカメラメーカーやシステムインテグレーターに最適なソリューション。 同社では2009年からONVIF規格のプロトコルミドルウェアを提供してるが、「手軽で拡張性の高いモニタリングシステムを」というユーザーの要望に応えるため、同製品を開発した。
音声の送受信、携帯端末からの遠隔カメラ操作などの便利な機能を有しているので、例えば、ビルやショッピングモールなどの警備において、複数の担当者が手元のスマートフォンで映像を確認しながら、会話をする、指示を出す、映像共有をするといったことが可能となり、様々な課題に対しスピーディな対応ができるようになった。
さらに、カスタマイズにより、防犯目的だけでなく、生産工場の監視やビッグデータマーケティングなど幅広い用途への応用も期待できる。 今後は、スマートデバイスで撮影した画像をサーバー側に送る機能も追加予定。
なお、同製品を採用のユーザーに対しては、ONVIF認証取得のサポートも可能。 ONVIF機器メーカーの製品特色を生かしたUIを採用することができるよう、独自でカスタマイズ可能なSDK(Software
Design Kit)で提供される。 また、ONVIF対応したIPカメラは今後順調に増加していくことが見込まれ、3年間で30ライセンスの販売を予定している。
さらに、一般のユーザー向けのアプリも現在開発中。 図研エルミック(株) http://www.elwsc.co.jp/japanese/products/onvif_viewer.html/ 2014年9月8日発信 |