(株)タムロンは、5メガピクセル近赤外対応バリフォーカルレンズ
1/1.8型 12-50mm F/1.4 (Model: M118VG1250IR) の発売を開始した。 セキュリティ市場では、IP/ネットワークカメラの普及が進んでおり、高画質で撮影したいというユーザーの要望が高まり、5メガピクセル/Full
HD 1080P以上のシステムが主流になっている。 同社では、これらの分野において2本のレンズで主要な使用用途をカバーする『ダブルバリフォーカル』を提唱してきた。
f=2.8mmの広角からf=50mmの望遠までの焦点距離をM13VG288IR (f=2.8-8mm)とM13VG550IR (f=5-50mm)の2本のレンズでシームレスにカバーすることで、レンズ選定も容易に行うことが出来、大変好評を得ている。
一方で、都市監視の拡大により、1/1.8型、1/2型の大型センサーの需要が多くなり、解像度に対する要望も次第に5メガピクセルに近づいているため、今回M118VG1250IRの発売を開始した。 ◆主な特長
・望遠域で最も使用頻度の高い焦点距離をカバーした近赤外対応レンズ 需要の高い12-50mmの焦点距離をカバー。 昼夜監視を可能にする近赤外対応したことにより、高精度かつ効果的な監視を実現した。
・高画質の近赤外域対応 最新の光学設計、使用するレンズ素材、加工精度の向上により、色収差や近赤外域の性能、周辺解像を大幅に改善し、真の昼夜メガピクセル監視用レンズを実現した。
可視域だけでなく近赤外域もメガピクセルの画質を達成し、これにより、可視光と近赤外光が入り交じる夜間においても、隅々まで被写体をクリアに撮影することが可能になった。
・低照度に強い光学設計 有効像円を拡大し、セキュリティ市場の需要に適応した1/1.8型の大型イメージセンサーへの対応を可能にした。 より明るいF値の設計により、F/1.4-360を実現した。
さらに、1/2型、1/3型のイメージセンサーにも対応できるようになっている。 ・フレア、ゴーストの低減 フレア、ゴーストを改善するため、同社独自のマルチコートを採用した。
最新のシミュレーションにより、様々なセキュリティ市場での使用条件を想定した検証を行い、問題となるフレア、ゴーストを徹底的に補正した。 ・利便性、高信頼性の追及
同社では利便性や高信頼性を追及した製品開発を行っており、M118VG1250IRも従来機種同様、様々な工夫を踏襲している。 ピント調整がしやすい、大きなフォーカス回転角
設置時にカメラとレンズがセッティングしやすい、マウントスリップ機構 信頼性の高いオートアイリスメカニズム採用
(株)タムロン TEL 048-684-9116 http://www.tamron.co.jp 2016年3月28日発信 |