(株)タムロンは、世界最軽量 VGA用ディテクター 17μmピクセルピッチ対応 遠赤外線カメラ用光学3倍ズームレンズ 50-150mm F/1.6 (Model:
LVZ3X5016N) の発売を開始した。 近年、セキュリティ市場において、遠赤外線カメラ製品は重要施設・設備監視など多方面で注目を集めている。
同社では、2012年に遠赤外線カメラ用レンズ初期モデルとして、高機能な遠赤外線レンズシリーズを市場投入し、2014年には世界最軽量かつ小型でありながら、利便性も追求した35-105mm
F/1.6 (Model: LVZ3X3516N / LVZ3X3516A) 光学3倍ズームレンズを発売開始した。 光源の有無、天候などの条件影響を受けにくい遠赤外線技術とともに、その高い光学性能に対しても、ユーザーより評価を得ている。
今回、Model: LVZ3X3516N / LVZ3X3516Aのユーザーの多くから、105mmよりも更に望遠側を求める声が多くあり、50-150mm
F/1.6 (Model: LVZ3X5016N)の光学3倍ズームレンズを開発した。 Model: LVZ3X3516N / LVZ3X3516Aの特長である軽量・小型である形状、高い光学性能、利便性を維持しつつ、より遠方を撮影できるレンズ設計にした。
今後は、用途に応じてModel: LVZ3X5016NとModel: LVZ3X3516N / LVZ3X3516Aの3種類のレンズから選択できるようになった。
◆主な特長 ・世界最軽量小型ズームレンズ Model: LVZ3X3516N / LVZ3X3516Aの特長を踏襲し、50-150mm
F/1.6 質量1,170gの世界最軽量ズームレンズを実現した。 望遠域をカバーする主なレンズと比較して小型で、現在利用のハウジングや、遠赤外線市場で一般的な形状のハウジングへの組み込みも検討できる。
これにより、システム開発負荷の軽減や、システム全体のコンパクト化を実現する。 従来の形状が課題となり導入されなかった環境での利用も可能にする、新たな光学3倍ズームレンズ。
・ハイコントラストな画像提供 光学ズームにより画角調整出来る為、画像処理による画質劣化を低減した撮影を可能にする。 これにより、単焦点レンズでは実現困難であった、新たな監視提案を可能にする。
環境温度変化による焦点移動を軽減する為、アクティブ・アサーマル(電動フォーカス補正機構)を採用した。 また、フォーカス精度を向上させる為、ステッピング・モーターを使い、フォーカス機構を直動制御している。
特に望遠側の高い光学性能に寄与している。} ・ズーム全域で均一な明るさを維持 遠赤外線の画像は光量変化の影響を受けやすく、ズーミングを伴う焦点距離変化にリンクしてF値が変化すると、これに対応したカメラ側での調整が必要となる。
Model: LVZ3X5016Nはその調整を不要とするため、50-150mmの全域でF/1.6の均一な明るさを維持し、光量の変化による画質変化が軽減される。
どの焦点距離範囲内でも、最適画像を調整なく撮影することが可能。 ・ズーム利便性を追及 汎用性の高い独自開発のシリアル通信制御を採用。
Model: LVZ3X3516N / LVZ3X3516Aも同様の通信制御採用の為、同モデル利用のユーザーの開発負担を軽減する。 更に、レンズ表面にはDLC (Diamond-Like-Carbon)
コーティングを施し、ハウジングに付加するゲルマ窓が不要になる。 ユーザーを取り囲む様々な環境を想定し、利便性を追及したレンズを開発した。
(株)タムロン TEL 048-684-9116 http://www.tamron.co.jp 2016年6月27日発信 |